東京都心の桜景色
今年のサクラシーズン「天候に恵まれ...」とはいえない日々多く、少しでも晴れれば、美しい花の眺めを目に入れたいと、いつも以上にキョロキョロ、忙しくてもちょっと遠回りして車を走らせています。
たとえば、高いところから街が見える東京の首都高速からの眺め(自分が運転しているので写真が撮れず残念)こんなにソメイヨシノが植わっていたかと驚くのです。
過日は東京紀尾井町、ホテルニューオータニの日本庭園を望むカフェテラスから。
残念ながら自然光のある時間に写真が撮れなかったですが、すてきでした。
実は、前回この場所に立ったのは、40年前。はっきりと、覚えていて。周囲に、そびえ立つビルは、まだなかったような気がしますが...。それは、同級生の結婚披露宴でした。成人してからの初めてのフォーマルな結婚式。ドレスコードに大きく興味を持ったのもこのとき。それはまたファッションブログに書きたいと思いますが。
話題にしたいのは、このホテルニューオータニ。見事な日本庭園には満開の桜。そして、人かげもあまり......。今は、流行ってないのか?こんなに素敵で。写真、このちょっとへんな格好の花壇、サイネリアが整列群植してあって 、う〜〜ん。なんかちょっと。画角に入れたくなかったのですが。
花壇以外が素晴らしいということで。
なんでも、ホテルニューオータニの日本庭園の歴史は400年以上も前の記録が残されているということで、江戸時代〜武家屋敷、お公家様、そして、オリンピックに合わせてここにホテルニューオータニが建ったのが1964年。その頃のことを、私もよく覚えていて、輝かしくも開業したばかりのホテルニューオータニへ、小学生だった私も建築家の父に連れられてなんどか見学に来ました。ドライブがてら家から走ってきて地下駐車場に車を入れ、ロビーでお茶を飲んで帰る。程度の訪問でしたが、その後も東京の中心的なホテルとして、長いこと憧れの存在だったのです。
でも、この2〜30年かは忘れていました。
そして、40年ぶりに親戚の披露宴へ。とても素敵な披露宴でしたが、そのすてきな雰囲気を、満開の桜が手伝ってくれて。感動的でした。美しい花嫁の背後に満開の桜。その写真がご紹介できなくて残念ですが。
それにしてもすごい!40年経って、この空間がこのままあったのかと!
椅子や家具調度品まで、196~70年代の感じ。私がティーンエイジャーの頃に見覚えた40年前のテイストをかなり!残しているのです。そこにも、感動しました。2015年には、長く親しんだ昔日のホテルオークラ東京(虎の門)は、すでにありません。こんな昔日の東京が残っている場所、まさに訪問の価値ありと。ホテルのアーケード街も、心なしかレトロな感じ。子ども時代に手に入れたような雑貨が売られていました。またこんど、友人を誘ってプライベイトの女子会などで尋ねてみたいのでした。
私にとっては、ちょっとしたタイムスリップ。
きっと桜〜新緑も良さそうです。東京のおすすめスポット発見でした。