中之条スパイラル・ガーデン完成!
抜けるように青い空。天気予報では大雨だったその日、4月18日は、見事な快晴でした。
約12000株のポットを植え終わり、周囲の野の花も咲きつつある。
心の中でファンファーレが鳴り響くようなその日がやってきました。
中之条スパイラルガーデンがほぼ完成したのです。
手前町民花壇から、スパイラルを望む。
中之条は東京より2週間ほど遅れて桜の満開です。
花桃も同時に咲いて、それはそれは、見事な景色でした。
上の国道からも眺めてみました。ちょっと温室の屋根が...。気になりますが。
庭をランドスケープとして捉える。私としては、久々の大型計画でした。
(1996年〜の数年の全体計画をした大阪ガーデニングフェスタや香川県善通寺のプロジェクトも大きかったですが)
水はけ勾配の設計など、私にはできない実施設計図面の製作ほか、塚本こなみ先生や昭和造園土木のみなさま、様々な障害を周囲の皆様のご協力で乗り越えることができ、本当に皆様に感謝です。アイデアを出してから実施完成までの道のり。約1年でした。
レイズドベッドなので、目の高さで花を観賞できるのも魅力です。
同じ品種を12000株植えるのと違って、100種以上の違った植物をカラースキームの変化をつけながら混ぜていくのは、なかなか難しいことでもあります。
植え手の手が変わっても、ばらつきのないようにするなども。
レイアー(花の眺めを重なりで眺める)で様々な見え方。一輪の花にも常に変化の眺めを発見できます。
ミクロに見て、マクロに見て。(ただし、そのためには、この頃、老眼と近眼の両方のメガネが必要で....(汗)
来年の夏を目指して、この環境にどんな品種が、もっとも適して、生き残り美しく咲くのか。
まだ今は実験段階でもありますが、乾燥が厳しいのは一目瞭然、湿気を嫌う植物には最適。
こぼれ種が石垣の間から花咲くよう。エリゲロンやアルケミラモリスなど。
また特に土の少ない場所には、セダム。
宿根草と一年草。それぞれ隙間を残しながら来年を目指して。
中之条町、美野原の「花の駅」。
花桃も、桜も、今週から見頃がスタートです。奥の四万温泉は、まだ梅でしたが、標高差で楽しめる花の開花、この季節は少し遠出する価値が大きいですね。