Chelsea Fringe いよいよチェルシーへ
ロンドンに到着。パリのホテルからなんと7時間もかかった。飛行機が遅れたからですが。
チェルシーフラワーショウのための欧州行き。いよいよ、明後日がチェルシーフラワーショウです。久々のフラワーショウ。19年ぶりで、ワクワクします。NHK BSの番組、チェルシーフラワーショウのキャスターをした時から20年以上が経過して、花とガーデニングに夢中になってきたこの四半世紀の人生を振り返るいいチャンスにもなりそうです。
肉体的には、ちょっと衰えた感が否めないのですが、経験と判断力はますます冴えてきたように思え、ガーデニングはやっぱり60代からが本番では?と思う今日この頃です。(ガーデニングと言っても、肉体的なところにばかり目を向けると、ダメだということに、目を向けることも大事!という意味でも)
(ロウンテージーかわいい!雑草だけど)
でも実は、私、時差ボケに滅法弱い。普段東京では、早起き習慣があり、これが、欧州にきてしまうと、欧州時間の11時に寝たとしても午前1時頃にはパッチリと目覚めてしまい、ひどい睡眠不足になってしまうのです。そこで、少なくとも、ショウ見学当日の数日前には欧州に着いていないと厳しいという判断がありました。
パリ滞在中は仕事もたっぷり抱えていたので、夜中はカタカタとパソコン仕事でしたが、まあ3時間しか眠れない日々、でもそれも治りつつあり、今朝は四時まで6時間ほど眠れたので、当日はバッチリの見通し。
体調が完璧じゃないと、素晴らしいものを見ても、「心に入ってこない」
だから、美術館なども元気な午前中、朝一番が良いのです。
アルブレヒト・デューラーの描く庭。これまでたっくさんのデューラーの作品を観て来ましたが、これは初めて!!!!花と動物。フローラ&ファウナ。素晴らしい!
風景式庭園の造園家、レプトンのガーデンプレゼンテーションの原画!
先日のジャルダン展も初日の朝一番で、今回の旅の収穫の全てになったと感じたほどでした。
それでも、その後、リッツホテルの中庭でも大感動。この大型ベルサイユプランターに育つスティルトヘッジの(樹種確認そびれ) 株元に植わるインパチェンスの、最初からの株数の多さに驚いたり。
多分植え付け直後なので。
とにかく、美しいことの理由を分析できるようになったのは、ここ数年。「素晴らしく美しいものを見る」のも、ただ見るだけではないこと。つねに分析。逆に良くないと思うものも分析。良くない理由は言えないといけない。よい理由も。それが自分への自信につながる。まあ、好き嫌いも多少混ざって来ますが。
それにしても、多肥を好む一年草と樹木の共存、どうなっているのか心配にもなりました。
どなたか、この夏に行ったら見て来てくださらない?リッツは、ホテルの玄関に入る時点からドレスコードがあるので、少しばかり、気をつけないといけませんが。
似たようなベルサイユコンテナ。ちゃんと日当たりの良くない中庭は、インパチェンス。日当たりのよい表玄関は、ゼラニウムでした。
とにかく、庭を見る時(庭だけじゃないけど)、常につねに、美しさの原因を(悪い原因も)分析するクセがつけること。
それが明日の人生や、仕事に多いに役立つと確信します。
たくさんコメントをいただきまして、ありがとうございました!
嬉しいです。国バラに関するコメントも的をついたコメントをいただき、いつか話題にしたいです。
今回のチェルシー行きは、イギリス在住のガーデンライター、白井法子さんに色々お世話になった。今日これから彼女と会うのですが、彼女は本日の報道関係者のためのプレスディに行くのでそのあとに逢うことに。とても楽しみ!!!それにしても、昔は美しい透かしの入ったチケットでしたが、今は自宅のプリンターでダウンロード。今、撮って見ました。
嬉しいコメントいただきました。
「チェルシーへいらっしゃるときいて。今日、ガーデンズイラストレイティッドが届いて読んでいましたら、情報がありましたhttp://www.chelseafringe.com/event/londons-first-floating-pocket-park/2017-05-20/とても素敵に思えたので、すでにご存知かもしれませんがお送りします。2011年にご一緒させていただいた時、ピートオドルフの情報を帰国後気がついてしまったので。よい旅と素晴らしい庭との出会いを!」
ありがとうございました!私も出発の前日にガーデンイラストレイテッドが届いたので、読んでる間がなく、ページのスキャンしたものを持ってきたのですが、ネットでも色々と調べがついて助かります。
本当に!あの時の、建築家ペーター・ズントーとピートの完璧にアーティなコラボガーデンの見落としは、一生の悔いに残るほど悔しかった。だってこの会場から歩いて3分のホテルに泊まって、すぐそばまで、ツアーの皆様と散歩で近づいていたのですものね。本当にごめんなさいでした。
だからこうして情報をお寄せいただけるこちらのコメント欄は実に素晴らしい。感謝!
さて、写真は、パリに戻りますが、パリは、ピエールドロンサールが満開でしたが、昨日ヒースローからパリに向かう車の中からあちこちで満開のバラを見ました。衝撃が走りました。一ヶ月も早いのでは?
先週、ロンドンも25度以上の日々がありましたので。
それから、昨日はほぼ渋滞なく、ヒースローからセントジェームズまでタクシーで来ましたが(50分)、今、タクシー代が80ポンドもするようになったのですねー!お高いですわー。少なくとも、ヒースロー空港からミニキャブをネット注文するか、一人ならヒースローエクスプレス(25ポンド前後、十五分でロンドンパディントン)に乗るのがおすすめかなあと思いました。