フィニッシュデザインとヘルシンキの建築
何か、一つだけ、フィンランドのものが欲しくて。探して見ました。ミニマルな美しいものを。
この白木のバスケット類はフィンランドのフィニッシュ・デザイン。フィニッシュメイド。
決してインパルス(=衝動)・ショッピングではありませんよー。
結構考えて、翌日の閉店ギリギリにお店へ。
有名なテンペルアウキオ教会へ。岩盤というか岩山をくり抜いた建築。
30年前に来た時は、「おお〜ついに来たぞ!」何かとても崇高で静寂が漂う感動の場所だったんだけどな。街中からトラムでちょいっとこれたのもあったけれど。
岩山も荒れていて、もうちょっと植物や岩を管理して美しくすれば良いのに。残念。
一番上のところを歩いてます。犬の散歩道になってもいる。
なんでウロウロかというと、かなりの数の団体の皆様が引き上げるを待って誰もいない岩の上を歩いてた。
中に入ると。見た目はもちろん昔と変わらない。でも、結婚式のためにギリギリセーフでクローズする寸前の入場だったので、人混み感がないけれど、最初は、周辺も、中も、黒山状態。引きも切らず中国からの団体が押し寄せて。なんとなく黒いっぽい洋服の人も多かったので黒山っぽかったので、写真を撮っていませんが。
それより、このことはFブログにも書いたけれども、同じ教会でも、カンピ礼拝堂は素晴らしかった。
こんなクッションも置いてあって瞑想できる。
公共パーキングの入り口と礼拝堂(右)がモジュールを合わせて不思議にちょっと猥雑感のある地域で、崇高さをもつ。ここは、行けて本当によかった。
トラムの一日券を買って、乗り放題で、ニシヘヒガシヘ。
トラム、乗りやすくてとても楽しく、小さな街なので、これで結構動き回れる。郊外にあるアンティークショップなどもスイスイと。
昔のヨーロッパが残っていたヘルシンキ。どこがというと、土曜日は3時頃から閉まる。日曜は完全閉店。今やロンドンパリは日曜もかなり開けているけれど。
なので、15時までに目的地を全部トラムで回った。
ファッションブログにも書きましたが、アアルト展へ。
左側のペンダント照明、昔の実家にあったんだけどなあ。母が捨てちゃっただろうなあ。今はパナソニックがついてるぅ。もう45年も前のインテリアなので。45年前は、モダンで美しい家具。そうはどこにでも売ってはいなかった。唯一、新宿の小田急ハルクで北欧家具が色々と買えた時代。
近くの中央駅は、フィンランドの建築家、プロダクトデザイナーのエーロ・サーリネンの父親の設計であったか。30歳の頃に、ここを見るよりも先の話、学生時代の20歳の時に、一人でニューヨークのケネディ空港へ。1962年竣工のエーロ・サーリネンの設計によるTWAのターミナルを見学に行っており(大学の夏休みに、アメリカの現代建築見学一人旅を決行)このためにサンフランシスコ発のTWAに一人で乗ってNYへ。(どんな建物か見たい時は、サーリネン空港で検索をどうぞ)それはもう!腰が抜けるほど感動したものです。
あのモダニズムと、このロシア的クラシックのこの古典建築と、「サーリネン」あのニューヨークのモダンデザインが同じ建築家だと思い込んでた。そうだよなあ。時代が違うもの。それにしてもヨーロッパのデザイナーの20世紀初頭の激動は、本当に興味深いけれど、日本人の私たちにはちょっと理解できないかもと、未だに課題。古典VSモダンの住み分けが課題。
さて、これからデザインミュージアムへ。
その後フィンランド料理のレストランでランチを終えると空港へ。
いよいよ帰国です。今週末、名古屋と、福井県で講演会。今回の写真も交えて新鮮な内容でこれからのガーデニングの展望を....。
よろしくお願い申し上げますー。ここ数日たくさん見に来てくださり、ありがとうございました!
今回のパリ、ロンドン、ヘルシンキ、まだ書ききれないことだらけなので追って続けていきたいと思っています。