ヨークシャーの庭めぐり
ロンドンの気温。30度を越す日々が続いて驚いています。東京よりも気温が高い日だってありましたので、びっくり。ま、今回は、ロンドンが目的地の旅ではないのですが。
そもそも、今回の北イングランドの旅。ここ数年の温暖化傾向の影響で、南西イングランドやコッツウォルズで本来、イギリスで最盛期を迎えていたバラが6月下旬には、終わる傾向あり。
さらに7月上旬、見学する私達自身が参ってしまうほどの30度越しの炎天下を見学しなくてはならない。そんなのいやだ。と。
でも、こういう景色を見たければ、涼しい時期、5月だとまだ、ちょっと...。
と。ならば、庭の見学の時期を少し早めて、ハンプトンコートショウは諦めて、6月中旬の旅にシフトするか、でも、6月も暑い!!!!どうしたらいいのだろう。でも、庭は見ておかなくては。
(25年以上も前の写真ですが、91年7月10日。かなり寒かった。空気ひんやりよりももっと、寒い。ピーター・ラビットのポッターさんの庭にて。ウールのセータが必要で、この頃は黒助でした。現在は、反省して花色を着て庭めぐりしてます)
さもなくば、ハンプトンコートショウには行くが、気温の低い北イングランドへ。
今回、19年ぶりにチェルシーを訪ねて思ったのですが、コンセプチャルだったり、コンテンポラリーだったりする鮮新さでは、チェルシーに軍配ですが、たっくさんの花、大きく育った花を愛でさせていただくには、屈託なく華やかな花に会えるハンプトンコートのほうが、楽しい。宿根草も大きく育っている時期だし。なので、折角ならハンプトン。と、なっていました。
なので、かなり欲張りな企画です。強欲と言っていい。そして、毎日、1日にほぼ3箇所の庭を見るのも、欲張りな企画。疲れるかもしれない。ゆったりと、1日に1〜2箇所しか行かないなら、皆が楽。でも、旅は楽をしたいのではなく、たくさん勉強したい!というのが本ツアーの目的。
ほかの旅行社が企画するガーデンツアーは「有名どころ」と「行きやすい場所」いうパターンが多く、これも大事な視点で、逆に、誰も知らない秘密の花園を探してくる。というのは若干リスク。旅行社の担当は、大きな迷惑かもしれないが、ありがたいのは私の旅行社の担当さんが意欲的でクリエティブなのです。私と一緒になってもっと有意義な旅にするにはどうしたら!?と、いわばプロフェッショナルが集まって、やる気満々なのがいい。だから。やれてこれた。
それから、今回も、小さな個人の庭に大型バスが近寄れない(田舎の山の中の庭。今までもそれで、バスが、バス以下の幅に入って、傷だらけになったこと多々あり)まあ、全てが、思い通りというわけにはいかないのですが。
そこで、5月〜6月の夜中、イギリスの代理店が営業中の12時前後に旅行社から現状の動向報告があり、こっちはだめでした。あっちは、両方OK. どっちを優先しますか?など、7月のツアーの詰めで、調べること多く。睡眠不足の日々が続いていました。
でも、長年の訪問を夢見ていた、Piet Oudlf 先生のマスターピース、 Scampton walled garden の見学を主軸に、ここが見られなかったら、行く意味もなかったので、まずは、こちらのアポイントを取っていただき。
ヨークシャーだけでも、122箇所のオープンガーデンがあり、今年で閉鎖する庭(ただいま、若干しつこく粘って交渉中。ラベンダーファームはようやく昨日アポ取れた。ホッとしました!)や、今年の新着、いろいろあるので、見どころ多し。それでもこの中から三日間で、9箇所くらいしか行けない。しかも、コッツウォルズから南よりは、気温も涼しい。北イングランドへは、25年前に、ロンドンから訪ねて、その寒さにびっくりした時代と違って、植物の耐寒性にも違いが出てきている現状なども、実際に現地のガーデナーに聞いてみたかった。
さあ!いろいろな難関を乗り越えて、いよいよ、出発まで、あと10日を割りました。
今回は、羽田ではなく、成田空港発なのですが、カード会社のサービスで、無料や割安で成田にスーツケースを送るための予約は1週間前までに。今週の金曜までにすませて。
いよいよ梅雨本番のようですね。そうなんです。自分の庭が梅雨の間に、イギリスの庭へ。というのも、結構なポイントでした。