イングリッシュ・ガーデンのツアー１週間前
いよいよ、7月のイングリッシュ・ガーデンツアー。出発、１週間前となりました。今回は、多くのみなさまにご参加をいただき、そして、多くの方々にキャンセル待ちまでいただいて、勿体なくも、そのご参加に感謝いたします。
写真は、７月のイングリッシュガーデン、温暖化の影響もあり、日本の気候でアジャスタブルで、うまく育つ宿根草によるイギリスの庭。増えていますので。それも大いに参考になります。
さて、さまざまな事由でご参加できなかったみなさまにも、多くの関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
先日、「イングリッシュ・ガーデンのブームは終わった」ようなことをおっしゃる方がおられたので、そういう考え方もあるのかと、逆に驚いたのですが、日本のメディア的なブームは確かに終わっているのかもしれません。
しかし、美しい花の庭。これこそが、イングリッシュ・ガーデン。
プランツハンターや博物学、イギリスの伝統に基づき、構築されてきた世界、時代とともに変化はするでしょうけれども、私たちのように、根っこのある花を美しく育てることに生きがいを感じるガーデナーにとって、これ以上のお手本はない。
と、思うと、まだまだ、私自身、イギリスの庭から学びたいことに終わりがない。
花の庭、生きた花による芸術は、永遠のもの。庭は、終わりのない学びのチャンス。自分磨きのチャンスでもありますね。
しかし、イギリスの素晴らしいガーデニングの世界、私から見ると、まだ、1／10も日本に伝わっていないのでは、と感じています。日本独自の文化も大切なので、それはそれとして、そちらを学ぶ姿勢も尊く思いますが、まず、ここまで椅子とテーブル、ドアや靴の西洋化した世界の作り方。景色の作り方。状況による植物の選び方、植え方、美意識。そして、毎年少しづつ変わって行く世界観も。いってみれば、イギリスから教わることに終わりなしだとは思っています。むしろ、学びたい自分の姿勢がなかったら何も始まらない。
まず、初日の行程を。（私が撮った写真がないので、館林さんからお借りしている写真などで）
|
ヨークシャー地方のガーデンめぐり�� Scampston Walled Garden Hillbark Open garden York Gate Garden |
ヒルバークは、今年で最後になってしまう個人のオープンガーデンを、オープンガーデンデイに、そのまま見学に伺います。（許可取り済み）イギリスで開催される季節のオープンガーデンの雰囲気も味わえるので、オーナーとの出会いも楽しみに。
https://www.ngs.org.uk/?bf-garden=11277
http://www.hillbark.co.uk
ヨークゲートは、1951 年から約30年をかけて、ロビン・スペンサー氏とその妻がデザインした個人の庭だったもの。スペンサー家が1994年まで維持していたが、現在は、ペレニアルという団体によって維持管理されている。プロのガーデンデザイナーでも教育を受けた園芸家でもない、真のガーデンエンスージアズム（とてもイギリスらしい）世界を垣間見るチャンス。庭という財産を他人や団体が受け継いでいくイギリスのリテージの精神にも触れたい。
http://perennial.org.uk/garden/york-gate-garden/
３箇所の庭をめぐりつつ、ヨークシャーの自然を堪能。この夜から二泊するこだわり、宿泊先のヨーク プリンシパルホテル（格付けは★★★★）https://www.phcompany.com/principal/york-hotel/
では、ウエルカム・ディナーを開催。なので、美しいホテルには、早めに入れたらよいのですが....。と....。どうしても庭めぐりで長引いてしまいますものね。また、ホテルの位置するヨークの街も見所満載なので、う〜〜〜ん！あのハリーポッターのダイアゴナル横丁のモデルになったシャンブルズ横丁も散歩しないと！ （続く）
