宿根草ピックアップ/Filipendula とシモツケソウと
この度のイギリスツアーでも目を引いていたフィリペンデュラ(Filipendula )
新/宿根草として注目の品種...。いえ、本当は、別段新しくもないのですが。(写真はダブコテージ)
先日の北海道銀河庭園でも、普通に自生しているような感じで美しかったフィリペンデュラ。
ここでは、オニシモツケと呼ばれて。
毎年、約束通りに丈夫に育って、花が咲いて、葉群も美しい。
庭のレギュラー陣として確固たる地位の宿根草。
昨日と今日は、星の王子さまミュージアムの公開ガーデンワークでした。
(お暑い中、お越しくださった皆様!ありがとうございました!)
今日の星の王子さまミュージアムでは、先月に咲いたフィリペンデュラ(写真、やや後方)がタネになっていて、これを秋までずっとこのままの姿で見守ることに。(今までは、花殻として剪定していた)
この庭を2009年から育ててきた私には、少しばかり地味ながら、毎年必ず出てくる元気くんとして、日本自生種のちょっと自慢したい。この子のここでの名前は、キョウガノコ(Filipendula albiflora)この写真は、6月下旬、先月の写真。ナツユキソウとも呼ばれるが、入手した時に、キョウガノコ*シロバナとしてやってきたので。ナーサリーからやってきたままの名前で通ってしまっている。本当は、ナツユキソウが正しいのか。はてまた、シモツケソウとも???
これを見ていて、2週間後、ヨークシャーで見たのが、下の写真でした。
ヨークシャーのダブコテージで目を引いた、Filipendula rubra ‘Venusta’
素敵なピンク色の花がくっきりと支柱なく立ち上がって。それが本当に美しい。
ちなみにその後ろ側で目を引くのは
タリクトゥルム。Thalictrum flavum ‘Tukker Prince' ああこれも、カラマツソウの仲間だ。
180センチくらいの高さで咲いて。憧れの...。これは寒冷地でしか、無理かもしれないけれど。素敵。
銀河庭園なら育ちそう。さて、Filipendula に戻ります。
結局、フィリペンデュラで覚えておくのが穏健か???
そういえば、その昔、ロンドンの自宅で育てていたのはライラック色のタリクトゥルム。日本でいうカラマツソウ。
湿気があって、土が粘土質の場所でうまく育つので、これも箱根ですくすく育ち....。(今日、写真撮りそびれ)
学名で覚えた植物と、日本での名前で覚えた植物。これがつながると、ちょっと嬉しいですが、やっぱりちょっと混乱します。
明後日は、中之条町「花の駅 」へ。ここでも期待の宿根草。今は、何が咲いているかな?
(写真は5月の様子)