香炭を炊く
パリのBIOマルシェ。オーガニック・マルシェのストールは、ほとんど食品屋さんですが、わずかに自然素材の雑貨やオーガニック石鹸やアロマ屋さんがあり、そこで見つけたこれ。
オーガニックな雑貨には、南仏ほかフランスの田舎からやってきた素敵なものがありますが、なかにはアフリカや中東などの珍しいものも売っていて、それがこれでした。
このセットを一言で、「何と呼ぶのか」未だ判明しておらず。その場でお店の人から聞いたことは、メモしないと忘れてしまう。失敗。今、覚えていることとわかったことだけでいえば。
丸く黒いものは、エチオピアの香炭。シーシャ炭とも呼ぶらしい。水パイプ用の炭でもある。
この香炭に火をつけて、その上に乗せたのは、フランス語を訳してみたら「香岩」とも「樹脂香」とも。それも、いろいろな種類の香りがありました。
どれを選ぶとよいのかわからず。マルシェのマダムのおすすめをいくつか。それが、 Benjoin と Oliban
Benjoin は、ツツジ目エゴノキ科の安息香の樹脂。リラックス、心を鎮めるのに効果的。
もうひとつの Oliban は、オリバナム乳香、フランキンセンス。これはもう言わずもがな。イライラを和らげ、集中力を得る香り、仕事に、息抜きに、これも暮らしに欠かせない香りです。
さて、そのまた上に、その時の気分で、アロマオイルを数滴垂らすとよいのよ。と、マダムの助言。南仏産のラベンダーやモロッコ産のローズマリーをおすすめされました。家にもいろいろストックがあったか?と思いましたが、買ってみました。パワーが違うかもしれないので。
パリで買った後、借りていたアパルトマンの部屋で試したらかなりの煙がでて、火災報知器が感応するかと焦りましたが、自宅なら、蚊取り線香とそう変わらない感じの煙。
今日のように、湿度が高く、雨や曇りの日に、香を焚くのは気持ちの良い一時を過ごすのに効果的です。
このパリで買ってきた香炭がなくなったら、日本の香炭を使えば良いかと。さらに、そこに乗せる樹脂香も、レジンインセンスとか、そんな名前で。どうやらネットでも売っていました。インド製が多いようですが、そこに垂らすアロマオイルの香りも、いろいろ試して...。楽しいです。
湿気の強い日の夕方におすすめ。