9月9日 @銀河庭園 その2
昨日の銀河庭園、一瞬の曇りはあったものの、ほぼ見事なお天気でした。
この秋、私が一番に気持ちを込めて植栽設計に関わったドラゴンの庭。光の当たり方。
花びらの透過光を下から見上げるのがまたいいのです。
でも、この雲!よく目にしたイギリスの空みたい。その光の下の庭の見え方は、まるでコッツウォルドかサマセットにいるようでした。
ブラック&ホワイトの庭も、光による透過光を楽しめる場所です。
ボートレースガーデンに今年始めて入ったダリアは、こちらワインシャワーという名前。最初の花がおとといくらいから咲きはじめました。
トレリスガーデンには、秋バラが開花中。バラの引き立て役のガウラが素敵です。
こちらもふっくらとした秋の斜光が美しい。
キッチンガーデンにはさまざまな仕立てのリンゴたち。赤い実が熟し始めています。
こちら、私がプロデュースをさせていただいている銀河ボーダー。
今年は最初の年で、いくつかの品種をトライアル中です。
銀河、星のような雰囲気を持つダリアをセレクトしています。
右下に見えるダリアは、その名も、銀河。
まだ開花本番ではなく、来週の週末くらいからどんどん咲く予定です。
黄色く咲いているのは、ジニア。また、写真で見ると若干暗い紫色ですが、サルビア ’ブルースパイアー’がとても良い仕事をします。
とてもありがたいと。こうした良い仕事をしてくれる草花のことを「効果的な品種」と呼び、この「効果的な品種」を上手に活かすことを常に討議。
たとえばこういう品種があるからこそ、黄色いマリゴールドや黄色いジニアが見栄えするし、当然それは丈夫で長く咲いてくれる花。そういう品種をたくさん知っていると庭づくりは一層楽しく楽になると思います。
エントランス右側から歩いていける木道も素敵です。左手に見えるチェルシーハウスには、今、色調がぴったりと似合うユーパトリュームが満開です。
それを見ながら進むと
木漏れ日の中を行く木道。気持ちがいいです。さまざまな自生種を見つけるのも楽しみ
花を眺めるとき、自分の目の高さまで花が迫るとその感動や喜びが高まります。
さてさて、この夏から秋まで、ずっと開花をしてくれたニコチアナ・ウイスパー のピンク、
コテージガーデンさんからやってきた品種です。どこにでも売っている、というわけでない点もちょっと嬉しいですが。
一年草。やはり、長く咲いてくれるのがありがたいですね。