秋分の日以降は、秋の支度
明日は、秋分の日。ですね。ここ数日、東京では蒸し暑い日々が続いていましたが、庭を秋の花に植え替えするため、園芸店、ガーデンセンターを回りました。
気温が高いので、本格的な秋植え宿根草の植え替えに適してはいないのですが、駒場の庭の現状が台風の後どうしようもなくて。とにかく冬が来るまで、どうにか庭に色彩を戻したく。
ガイラルディア グレープセンセーションを見つけました。
種になったところも素敵だし、暑さに強いので長く厳しい夏にストレスなく楽しめそう。
今頃植えても、東京だと日当たりの良いところで案外、初冬でも咲いていることあり。
球根がいっぱい。今ならたくさんの品種の球根が出回っていますね。
まだ、植えるには早いですが、買っておくには良いタイミング。
買っておいて、通気の良いところでキープ。タイミングを見計らって植え付けを。チューリップや水仙などおなじみの品種だけでなく、ブロメリア、イキシア、リューココリーネ、ワトソニア、キルタンサス、ブローディアなどなど。
しっかり葉出しまでできれば、その後、毎年花を咲かせて楽しめる球根も勢ぞろいで楽しくなります。
素敵なピンクのケイトウも続々登場。
色、質感、形。そして見頃の長さで、晩夏から初冬まで楽しめるので見かけると欲しくなってしまします。
銅葉のダリアも種類豊富になってきました。そして、この品種、丈夫なものが多く、私の庭では一昨年と去年の株が植えっぱなしで冬越し夏越しして秋に毎年咲きます。写真は、駒場に植えたもの。
昨日の我が家の屋上、といっても足を踏み入れない屋上緑化をしている屋根。零れ種で勝手に咲いているのは、バーベナボナリエンシスとガウラ。それこそ、一切の肥料も水やりもしない状態で毎年咲いていて。台風の翌日も株がしっかり倒れずにまっすぐ育っていました。やはり、日当たり風通しの良い環境でならまっすぐ倒れずに育つのに日当たり、風通し、水はけのよくない場所では総倒れに。
葉の細い針葉樹も乾燥に強いですね。暑いので手入れもできずにいた屋上。
それでも花たちが咲いて。
葉が大きめなのに乾燥に強いベルゲニア。9月の20日に花が狂い咲き?
セダムも水やりなしで10年近く、屋上で生き延びてきました。しかし、ちょっと貧相な感じになっているので、この秋は少し有機肥料を与えてみようかと。
左、タネになったのは、ツルバキア。初夏から繰り返し花を咲かせてきました。
こちらは、星の王子さまミュージアムに私が植えたセダム・テレフォニウム。かれこれ、6年ほど植えっぱなし。そろそろ植え替えてやらないと、と、今年も思うのですが....。
シュウメイギクも、厳しい夏を越して、東京でもよく咲いてくれます。この写真は星の王子さまミュージアム。コボレダネで増えすぎるので、雑草を抜くように減らしています。勿体ないので、一部お持ち帰りを。
厳しい夏を生き延びる植物。夏はこの後も、年毎に厳しくなっていくのかと、覚悟もありますが、それぞれの地域環境に合った植物を選ぶことで、すてきな花や緑が暮らしを潤してくれる。
そして、その準備は、秋!気温が徐々に下がり、これから初冬まで、翌春の夢を実現に向けて行動するチャンスでもありますね。
明日の、全国年緑化はちおうじフェアの講演会では、夏を越すヒントと、最高に感動を呼ぶための春の景色の作り方。技術的なことからデザインのコツまで。できる限り、実質的なことをお話しできればと思っております。