全国都市緑化フェア はちおうじフェアにて
はちおうじフェア。開催中のイベントとして、南大沢文化会館で開催の「花と緑のあるライフスタイル」講座。
たくさんのみなさまにお越しいただき、まことにありがとうございました。
まずは、冒頭、今、過渡期にあると思う、世界一美しい花のイングリッシュガーデンのごしょうかい。
21世紀になり明白となった気候変動にともない、未来に開かれた「持続可能な庭」のありかた。
ここがともかく大きなテーマだと思っています。
ベスチャトーさんの庭は、まさにその際たる参考例ですが、これまた、現状の東京とも異なる気候なので独自の道を開拓していかなくては。この夏の20日以上も続いた雨には泣かされた。
そんな実情のご報告と、現在〜未来の日本の庭でも適応できる、日本での庭づくりのおすすめを。
私の師、ハドスペンガーデンのノリ・ポープさんの言葉を引用させていただく。これは、ほぼ、どこの講座でも必ず入れたいページです。
で...、まず、美のこと。どうしたら美しく見えるかの講座。色彩計画の法則、重ねて眺める花のレイアーの法則。植物の形の法則。
次に技術的な話題も含め、提案を。
私の家の屋上は、雨が多くても、むしろ乾燥が厳しいので、やはりベスチャトーさんの庭がかなり参考になるのですが、盛夏は暑くてとてもじゃないけれど、楽しむ余裕もない。なのでこれから(秋)〜来年の初夏までを楽しみたい。
逆に目黒区駒場にある Shade Yoshiya Keiko の庭は、蒸れ、日照不足の問題がまだ解決できず。でも、それでも、植えるべき適正の時期(秋)に植えて、丈夫に育てるなど対策次第で、少しづつでも、持続可能な心を癒す庭にしていけたらと思っています。
昨日、自生種のことを話題にしましたが、自生種、もちろん同じ東京でも50年前とは違います。気候変動のことを頭の片隅に置いておかないとなりませんが、私自身、自分の庭を舞台に(集客を考える庭ではない場所で)植える場所と植える時期をうまく選び、ストレスなく健康的に植物が育つ庭を目指しています。
そんな自生の草花は、仲田種苗園さんの「野の花マット」が私にとっては多いに参考になっているので、今後も少しづつ日本の原産植物にもっと目を向けていきたいと思っています。
春の花 キジムシロ、カキドオシ、タチツボスミレ、ヘビイチゴ、ジュウニヒトエ、チガヤ
梅雨の花 ノアザミ、ヒメヤブラン、アヤメ、ノハナショウブ、オカトラノオ
夏の花 コバギボウシ、ツリガネニンジン、フシグロ、オトコエシ、コオニユリ、フジバカマ、ツルボ、ノコギリソウ
秋の花 カントウヨメナ、アキノキリンソウ、トネアザミ、ノコンギク、ハッカ
仲田種苗園 http://www.eco-plants.net/floralmat_p/nonohana
さて、全国都市緑化はちおうじフェアは、私の講座は3回目、次回で最後となりますが、メイン会場富士森公園にて。ますます気候が穏やかになり、花が見頃のはず!!!
10月9日(月)、屋外会場にて開催です。
お問い合わせは はちおうじフェア情報センター (電話042-686-1740)まで