feeding is crucial
可愛いパンジー、ビオラも出揃って、関東以西では、パンジーやヴィオラを植える最盛期です。
この写真は、先日のグリーンギャラリーさんにて。
毎年、新鮮に感じるのは、ニュアンスカラーの花たちです。イベントや公共施設の庭では、目立ちにくいけれど、個人的に好きな色は、自分用に買います。
いろいろな新しいタイプのシクラメンも登場。
ガーデンシクラメンの仲間も増えています。
温暖化の昨今ですが、耐寒性は微妙なので、庭のなかでも、なるべく暖かな場所を選んで。
植木鉢に植えて寒波厳しいときは、室内に入れるのも手ですが、寒風のダイレクトに来ない南向きの壁近くが一番うまく育ちますね。
素敵な寄せ植えサンプルも一緒です。ネメシアの寄せ植え見本鉢。
ネメシア。イギリスでは、5月から10月まで咲かせていましたが、東京では秋から春まで。
ネメシア、我が家では、細々とですが、屋上やベランダで、零れ種で増えた株や植えっぱなしコンテナで生き残った株が、数年、あくまでも細々とですが、咲いています。細々の理由は、まったく肥料も水もあげてないからだとは思います。乾燥には比較的に強いですね。根が深く張った場合は特に。
おすすめ肥料。と、ここに書いてあります。参考になりますね。
元肥にバイオゴールドクラシック。液肥にハイポネックス。
植え付けどきの、施肥は極めて重要。でも、置き肥と液肥だけでは微妙だと思っています。
肥料入りの培養土を最初から使う場合は良いと思いますが、肥料なしの培養土の場合や、培養土を再利用する場合、肥料込みかどうかよく分からない培養土など。その場合は、確実に肥料を株下に混ぜ込む。
その方法、なのですが。
特に、パンジーなどの肥料食いの一年草には、根っこの伸びるすぐ先に、肥料を待ち構えさせる。
(土壌改良もできるタイプの有機肥料。私はバイオゴールド元肥、ときにマグアンプ少量)
宿根草のなかには施肥の必要のない品種もあるなか、パンジー、シクラメンなど、これから関東以西の暖地でひっきりなしに咲く一年草には、質のよい肥料を確実に与えるために、上から溶けて落ちてくる肥料も必要ではありますが、いますぐこれから根っこ食べる肥料分(完全に寒くなってからでは遅いですが)。
なので、繰り返しになりますが、特に、私が植え付けどきに意識すること。
(地植えも同様)
植物の根っこが、先へ先へと、肥料を求めて奥深くまで伸びていくイメージ。(写真でわかりやすいように置いてますが、このあと全体に混ぜて満遍なく)
植木鉢の場合でいえば、根鉢から離れた鉢のふち周りや鉢底に近い場所。
そこに満遍なく元肥の混ざった土が、 根の伸びていく方向で待ち構えるような想像をして。
そういう土中の肥料としては、上質な有機肥料が有効。
よく、ポット苗などで、固形の化学肥料がポロリと乗っかっています。あれはあれで、徐々に薬が解けて土中に肥料分が浸透するイメージで、効率的だし、悪くはありませんが、植物の種類によっては、肥料をもとめて、根が上に上がってきてしまうような感じもあります。
たまに、買ってきたポット苗、地表に置かれた肥料のところに根がぎゅっと集まっているの、見たことありませんか。土の表面に根っこがいっぱい。特にパンジーの細根。なんだか不憫です。
なので、自宅で丁寧に寄せ植えを作るときは、土の下で肥料が根っこを待ち構えるように混ぜるのが吉。
ただ、一度に何万、何千というポットを育てていればそのほうが効率。
でも、自宅で5〜6鉢を育てる場合は、少しでも根っこが地面の奥深く伸びて手足を伸ばして育つようにします。鉢底のあたりに根っこがいっぱいたまるときもありますよね。
なので、植え付けどきに、土中に元肥。その上で、置き肥もして。
その上で、即効性のある液肥(有機液肥or 化学液肥)を与えるような段取りで、花を育てています。
(繰り返しますが、一年草の肥料食いのパンジーなどには。イギリスで見かけるわんさと花咲くハンギング。それも、その手法が多いと思います。この方法は、ペラルゴニウムの専門ナーサリーで教わったのが最初です)
オーガニックな栽培法とは、また逆の手法ですが、パンジーたちをきれいに咲かせるには、基本の三段階の施肥法のご紹介でした。