生きた花でできた絵の世界
今年で20回を迎える国際バラとガーデニングショウ。さてどんな内容にしようかと考えがさまざまに溢れてしまうのですが、一度、過去18回の参加でデザインしてきた庭のエッセンスを吸い出してみようと思い、過去の写真を探しました。
意外に感じるのですが、1999年頃って、まだ、デジタル写真が発達していなくて、ポジフィルムで少し残っているだけ。今みたいにスマホでたくさんの写真を撮る時代じゃなかったんですね。だから余り写真がありません。第1回目なんて、本当に...少し。
上2枚は、2005年に開催された第7回の国バラの写真。私の植栽デザインのなかでは、このときの「秘密の花園」で草花同士を組み合わせるメソッドというか、「ノウハウ」が完成したのです。それまでは、なんとなくきれいかな?というなんとなくの組み合わせ。その後は、調和のメソッドに沿って、それをスタッフに伝えることから。それは実際に植える庭でも同じようなルールがあります。
生きた花で作る絵の世界。寄せ植えも、庭も基本の美意識は同じですが、歴史的にもその最高峰はイングリッシュガーデン。しかし、昨今は生きた花の世界、オランダ、フランスにも素晴らしい景色を見ることができて、そのエッセンスを選ぶのは私たちの自由。
さあ〜!どんな世界を表現しましょう?