台灣意匠芸術散歩(3日目)台中〜宮原眼科へ
名残惜しくも、11:00 ザ・ラルーを出発。落葉したプルメリアの木にファレノプシスがアレンジしてある。着生したような雰囲気に仕立ててあり、常に満開。三年前に来た時も、満開の花でした。日本でも夏だけなら、日陰でこんな仕立てができるでしょうか。
プルメリア、樹形が美しく仕立ててあり彫刻のように存在感あり。
日月潭からバスで1時間強。台中の街に入りました。まず、驚くのが街の街路樹の美しさ。台北の街路樹、樹形が結構いいかげん。最初驚きました。
...なのですが、台中の街の樹木は整然と整って美しい。
また、ふと目に入って驚いたのは、2月だというのに、コスモスやひまわりの花畑。
まず最初に訪ねたのが、安藤忠雄さん設計のアジア大学現代美術館。
ニキドサンファルのイルカに乗った女の子の彫刻に迎えられて。お天気がよかったら色彩が映えてきれいだったでしょうね。漢字で解説が入ってますが、イルカ、海豚とかいうんですよね。
縦に重なる三角形の構造体が特徴の建物です。日月潭のビジターセンターのコンクリートとはまったく違うなめらかな仕上げに注目。
時間の関係で美術館展示は見学しませんでしたが、感じのよいカフェあり、おみやげショップも充実で素敵でした。
安藤建築ならではの、コンクリートの壁が美しい。この壁で空間を仕切り、ここの後ろと手前の世界を分けて、ここだけの世界観を確保している
壁に描かれた説明文。「百年樹人的美学殿堂」あら興味深い!と、思いまして。
あとでじっくり読もうと思って写真を撮ってきました。漢字の意味でなんとな〜く。わかるかなと。
2007年に安藤先生が同意、2011年竣工。6人のマスタークラフトマン、コンクリートの技師も日本からやってきた。2013年に開館。台湾建築史上最繊細洗練的作品とあります。やっぱり、このコンクリートの美しさは日本の熟練技師が必要だったでしょうと思われます。
その後目指したのが、宮原眼科。今や台中を代表する観光スポットでもあるお菓子屋さん/レストラン。
お菓子の売り場は、台湾のラデュレとの評判も。日本統治時代に実際に宮原眼科のあった場所を外側だけ生かして。ここまでしっかり作ってあると。リノベーションと言ってよいのかどうかですが、とてもユニーク。
店の向かいの川がいいかんじで。アリウムみたいなライト。夜はどんな感じに見えるでしょうか?
見てみたいです。奥の方に着物を着た方が立ってます。
大理石に埋め込まれた宮原眼科の文字に向かって、甘いもの目指し、蟻が集まってくるのもユニーク。
以前、薬局という名のカフェバーがロンドンで流行ってましたが、あれを思い出します。でも、こっちの方が逆に本物。なにしろ、お味に定評あり!期待して中へ!
お店に入った途端「わーお!」思わず、エッシャーの絵みたい!とか、ハリポッターの世界みたい!と、声が上がる。
まずは、二階へ。二階は中華レストラン「酔月楼」。もう、お料理の出てくる前から、大盛りあがり!
人気がないのは、まだほかの皆さんあちこちで写真を撮ってて上がってこない。
ランチョンマットもユニーク。今年が戌年だから?
ポップな花のアレンジも、この店らしくて。
家具もぴったり!
まさに台湾のラデュレとはよくいったわねぇ。
名物の点心。美味しかった!です。
お料理の写真を載せていると長くなりすぎるのでまたいつかに。
名物のアイスクリームは、どれもさっぱりとした素材の活きるジェラート風。
さらに盛り上がったのが、一階のお菓子売り場。とにかく、どれも、パッケージデザインが素敵です。
蝶々のクッキー。作りが平面でなく、立体的なのも魅力的。
台湾はとにかくただいまオーガニックフードが大流行ですが「原味」を大切に香りの良い蜂蜜が多いのです。パッケージも素敵なので。欲しくてわぁ!っと声がでてしまいました。
クラシックなパッケージに、モダンなテイストも加わって、眼福口福です。
月餅
私が買ったおみやげは、ラングドシャとお茶と花餅。スーツケース一箱、いろいろ買いたいくらいでしたが、必死で抑えました。特に美味しかったのは
白鳳花餅。上品で優しい甘さ。つい二つ目を食べたくなる。基本は白い餡だと思われるのですが、とにかく淡い甘さ。家族にも大受けで、もう一箱買ってくればよかったです。
さて、このあと、この日最大の目的地。台灣国立歌劇場へ。
またしても長くなるので、また明日にでも...。