ありがとうございました。その2 &20th国バラ
前述していましたように、今年の 第20回国際バラとガーデニングショウのテーマは、自由でしたのでどんな内容にしようか。迷うところもありました。
その昔は、テーマ自由で、眠れる森のプリンセスをテーマにしたり。
でも、その後、ガートルードジーキルというテーマをいただいたり
オードリー・ヘップバーンさんだったり、モナコのプリンセスだったり、アンデルセンやナポレオンの妻でした。面白いテーマをいただいてやりがいたっぷり。
で、自由にできるとすれば。自分の基本の部分、若い時代から描いてきたデザイン仕事の原点はなんだろうということで、ずっと考えていましたら、最初にウイリアム・モリスがでてきて。モリスにちなんだアーツ&クラフツな庭もいいなあと考えていたのですが、
本棚を探していましたら、ポロっとでてきたのが1946年と書いてあった父のスケッチブックでした。
中をめくると、父の筆致で、庭のデザイン画がでてきました。あ!これだ。と、思ってからは、タイトルに悩んで。Felix Augenferd とあるのは、ミッドセンチュリーのアメリカのデザイナーの名前ですが、なにかインスパイアされていたのでしょうか。今、NHKの朝ドラでも放送中ですが、戦前から、アメリカや英国の文化を愛するか、憧れる日本人は少なくはなかったと思うので、父にとって、憧れの国が敵になるのは辛かったことと思います。世界大戦が終わってすぐに、描いていたスケッチは、どのスケッチも英文だらけ。(英会話はロクに話せなかった)このままのデザインを再現するのもよかったのですが、.......私は私のデザインでやりたいと思って。
それが My Back Ground 1950s 昭和30年代に生まれて....
同世代のお仲間も少なくないし、逆に今の若い子たちにも興味深い世界観になるかと思って。
子供時代の実家には50年代の、こんな感じの布張りしてあるタイプのハーマンミラー風の椅子があったので、このなかでよく昼寝をしていました。
この写真は、実家の庭にて。これはハーマンミラーじゃないかもしれないです。でも、ミッドセンチュリーのガーデンチェアですね。
今は、21世紀。でも、私は20世紀をどっぷり生きてきて、21世紀の価値観への転換はずっと模索していますが、変わらないものがあって然り。それが、草花への愛や癒しの感覚だと思うので、時代のレイアーを重ねながら、現代に通じる美への欲求を、すなおに表現できればと思っています。
20世紀らしいジョン・ブルックスさんの庭。
今月でこちらのブログ終了のお知らせをさせていただいて以来、嬉しいコメントをいただいております。
私までぐっときてしまいます。
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さみしいです 胸がいっぱいになりました ありがとうございまし。
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ひとまずお疲れ様でした!お忙しい中でのブログ更新、色々御苦労があったかと思います。提案や情報など本当に楽しく読ませていただいていました。また新規の方も楽しみにしていますね。自分も気がつけば園芸に足を突っ込んでから随分年をとりました。ネットも園芸もスローモーになってきています。吉谷さんもお書きになっている様に、御自分や御家族との家の時間も大事になさって下さい。凄くハイテンポなので少し心配していました。うふふ。でもガーデニングショウ、楽しみにしています。どうぞご自愛下さい。
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長いことブログ続けてくださりありがとうございました。毎回楽しみにしていました。今年の国バラも期待してます。
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- 長い間ありがとうございました。いろいろと振り返り、いろいろあったなと。
吉谷先生の今後も目が離せません。楽しみにしていますよー
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- 本当にありがとうございます!!!おっしゃる通り、ハイテンポは本当に、自分でもちょっと心配でしたが、この春はやたらにしつこく人間ドックも行って、健康を確認。でも、ネットも園芸もスローモーになるのは事実です。それを素直に受け取って、スロウライフを平然としていきたいのが夢です。
でも、食べ過ぎに注意。特にあまり甘いものを食べるな。と医者にいわれましたので、注意します。(汗) そして、今後もたっくさんの花を咲かせたいと思っています!
あ、でもあと、今月は、まだ、10日ほどあるので、拙著の締切や、国バラや、なにより、母の介護のことで奔走中!こちらも「介護の常識」ほか、知らないことが多すぎて、慌てます。
あれ!?雪が降ってきました。車で仕事に行けないと困ります。