吉谷桂子のガーデニングブログ

マイライフ

April 11, 2011

元気だして!

昨日は池袋コミュニティセンターにたくさんの方々にお集りいただき、本当にありがとうございました!
(写真はセミナーの後に寄った目白、神田川の桜です)
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震災以前は、当たり前だったこと。行きたい場所に行ける、とか、会いたい人と逢えるとか、そんなことが、こんなにラッキー、幸せに感じるのも、こうした天災の経験からくるものでしょうか。

セミナーや講演会には、ちゃんと人が集まってくれるかどうか、いつだって心配で、ドキドキしてきましたが、今回ほど、集まって戴いたことを貴重に、ありがたく思ったこともありませんでした。(感謝!はいつも同じですが....)セミナーの後の1時間以上に渡るサイン会ではお一人お一人と会話をして、それぞれの方々の心持ちに触れることができた。みんな不安でどうしたら良いのか、悩んで来られたことを感じました。
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セミナーでは、今年の春の、この花の開花ほど、感慨深い気持ちで見つめた花もなかったのではないでしょうか。春はやがて来るということの実感。花はまた咲くのだという希望。というようなお話しもしました。その心をもって、私たちは花の本来の美しさを一層すてきに見えるように工夫して育てて行こう、ということをお伝えしたかった。そして、イギリスのお話しもたくさんしましたし、ゲニウスロキのことも。(これは、また次回に説明しますね)
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こちらのコメント欄にも、ご自身に震災の被害はなかったのに「自分が被災者の気持ちそのものになって、辛かった」って、コメントもいただきました。本当にそうです。わかります。その気持ちも優しくて人間的に好きです。で、その方は「庭の花がしばらく見ない間にすてきに咲いていた。そこから元気が湧いた」と力強いエピソードをくださいました。そんな方が少なくないです。

あ”〜〜、しかし、今日が締め切りの原稿が雑誌2冊分! 一行も書けていない。エディターに怒られそう! ミセス7月号の撮影も今日だ
! 元気だして、頑張ります!ここ数週間、一日も休んでいない私だけど。セサミン飲んで頑張ってます。
 

iris_garden_blog at 07:53   Tweet

March 07, 2011

絵を描くように

普段ブログでは言葉にしない。私のなかでは、あたりまえすぎるほどの、私の大テーマなのですが、生活のなかで「絵になる景色を作って心を癒す」という目標に向かって、日々花を愛でたり、飾るわけです。でも、園芸家は、素敵な花を育てることも、植物が枯れて汚くなったプラ鉢をパブリックビューに放置することも、同一人物(私も含めて)ができてしまう。私も正直、日々本当に忙しいので、枯れた植物を放置することあります。外出の時、自宅を車の窓から見て「あ”〜〜!」ってこと、しょっちゅうあり。でも、意識の持ちようで、解決するのは可能なことではあるはずなんです。「忙しい」を口実にしない!とは、自分自身にいい効かせつつ、それでも「忙しい」が口実になってしまう。だから、仕事を上手に断れるように。が、最近の新たなテーマです。子どもも徐々に手が離れる(手が離れるとお金がかかるので、働かなくてはいけないけれども....)。

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* 写真はロンドンにあるデイルズフォード・オーガニック・ガーデン(daylesford)です。色の統一感があると、眺めに安堵できるという例。


RIMG0032先日、青山にできたばかりの デイルズフォード・オーガニックでビジネスランチ。

とても美味しかった!青山でひと休み、というときにおすすめ。青山の国連大学の向かって右、青学の向かいです。---閑話休題---

20年前、バブル崩壊直前の日本の街の景色や雰囲気が嫌になって、それまでの旅行の都度、その街の景色の美しさに感心していた英国に亡命。英国では「文化難民」と、自己紹介していた。最初はパリかフィレンツェかと思っていたけれど、言葉の点で断念。さらに英国は、美術館が無料で公開されている国、三千七百カ所もの公開庭園のある国。そんな国の、苦労して永住権まで取ったのに、それでも帰国を決めたのは、自分が帰国することで、解決の糸口、上記の悩みの根本的な突破口が見つけられるのでは、という思い(おごり?)が13年前にあったから。しかし、実はいまだになかなか....。相変わらず、街をあるくと辛いです。それで、目の前のことに追われると、自分でも何がなんだか、わからなくなってくる。で、時々、自分で自分に問うのです。「一体あなたは何がしたくて、今を焦っているのか!?」でも、ヒントは必ずあります。お金をかけなくても。時間をかけなくても、きっとできるヒントが。可能性は無限だ。と、いつも考えています。

で、センスの向上。(コツは、自分より上を見て学ぶしかない。同族のレベルで喜んでいると上昇がない。と、自分に対し思っている)

ここが関門。引き算とエレガンスと、ちょっとだけマメに気持ちを切り替えて、動くこと...。



iris_garden_blog at 07:26   Tweet

February 28, 2011

園芸家で食べていくためには?

時折、ご質問をいただくのですが、なかなかお答えできなくて申し訳ないです。無視しているわけではなく、どのように答えようか、考えながら仕事をすることもあるのですが、たまたま今、これを書こうと思うタイミングに記事を書く内容がその時の雰囲気と合わないと、お答えができないことも多いので、大変恐縮です。質問に答えるのは、講演会などの「質問コーナー」だと確実ですが.....。

11.02.27 23:09みやこさんより、ご質問をいただきました。
多忙な毎日からちょっとだけ解放され、久々に犬のシロちゃんの散歩に行くと、玄関の脇には、スイセンやらアネモネやチューリップなどの球根類が芽を出し始め、また、モモの花が咲き始めていました。確実に春に近づいている事を感じ、嬉しくなりました。さて、吉谷先生に質問です。吉谷先生のような園芸家になる事をあこがれています。どうやったら、先生のようになれますか?やはり、イギリスで学ぶとか、また、寄せ植えをたくさん作るとか、ガーデニング関係の専門学校に行くとか? 良き、アドバイスをお願いします。


IMG_4624....率直なお返事をしたいと思います。

でも、単純にお答えできることではないので、「園芸家で食べていくためには?」を時々、自叙伝的なテーマにして行こうかとも、思います。それほどに、単純な内容ではないように感じられるからです。不遜な態度に出そうで怖いけれど、50代の半ばになり、そろそろ次のターニングポイントを探る場面に来ているので、良いチャンスかもしれないのです。

しかし、勉強の方法はいずれにしても、上記のすべてが当てはまると思います。自分を切磋琢磨する方法は、あなたの前に無限に広がっており、それをやろうと思いつくのも「努力と才能、行動力」だと思うからです。そして「吉谷のような園芸家」とは、どのような園芸家かよくわからないのですが「みやこさんのような園芸家」を自分で独自に独創するからこそ、価値があります。

しかし、社会に出て行くアプローチには、今の時代独特の方法があります。それをする人としない人の差は、自分から出て行く人、待っている人の差でもあり。それを、近々に、この続編で書いて行きたいと思います。



iris_garden_blog at 09:48   Tweet

February 12, 2011

プリティピンクッション2

IMG_7264クラフトの話題の方が盛上がるのは、まだ、外が寒いからですよね。
きっと。 先日アップしたプリティピンクッションが好評なので、追加アップすることにしました。ESTYというアメリカのハンドメイド中心のサイトで見つけたものです。私、ふくろうが大好きで、ふくろうキャラクターを見るとついついとなります。友人へのプレゼントと思って注文した小鳥ちゃん。こんなふうにパッケージされて送られていました。

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IMG_7275ちょっと写真だけ撮らせてもらって、パッケージしなおししたものです。

これらのかわいいペーパーは、浅草橋のEAST SIDE TOKYO で購入。

プリティな模様は今はやりのスクラッパー(スクラップブックを作る人々)の必需品ですね。

私も結構なスクラッパーでしたので、近々に20年以上も前の作品をアップしたいと思っております。

世界じゅうの印刷物、旅の思い出をスクラップしておりました。ではまた!

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iris_garden_blog at 00:56   Tweet

January 29, 2011

クラフト一筆箋

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ここ数年、文房具、クラフト売り場に行くと、さまざまなデザインのクラフトパンチが出回っています。以前はそれほど欲しくなるデザインがなかったのですが、最近はどれにしようか迷うほどいろいろあり。で、私が好きな使い方のご紹介。市販のポストイットにこのパンチで穴を開けだけでオリジナルな雰囲気。これを一筆戔として使う。宅急便に託したデザイン画とか、請求書(?)とか、ここにひとこと「◯◯様 よろしくお願い申し上げます。吉谷桂子」 と、手描きで。以前は鳩居堂の一筆戔などを使っていましたが、どうも私らしくないので、イギリスで買ったテイストフルなポストイットなどを使っていましたが、これも在庫切れ。また、カラフルな封筒に穴を開けても中身がチラと見えて、手作業の一手間が味わいになる。ちなみに、写真手前の雪の結晶は、マーサスチュワートクラフトのパンチ。デザインも簡素できれい。ハワイで購入。後方は日本製。近所の画材屋で。パンチのプロダクトデザインや色が、ちょっとイヤで買う時、迷ったのですが、見ないふりして買いました。パンチの模様は、ほかにもいいのがあり、つい、手がでそう。ものが増えるので、ここで打ち止めに(汗)。文具の世界も危険がいっぱい!IMG_6854




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プロフィール

吉谷桂子

(よしやけいこ)

東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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