バラショウ
May 08, 2011
泣いても笑っても、明日限りの作業。心身ともに追いつめられるのは、このガーデニングショウの参加者全員。
February 24, 2011
いよいよ春も目前。今年も5月11日から始まる国際バラとガーデニングショウのデザインがほぼ確定し、植物の注文も着々と進行中です。
今年のメインテーマは「印象派の庭」。カラースキームは、虹の色、光のプリズムで反射する虹の発色を基本に、色彩溢れる花の庭を、どのように魅せるか。私としては、印象派のテーマは、常に私の庭の構成上存在するテーマですので、印象派の絵画は私の絵画的庭の構成法の基本でもあるのですが、外光派とも言われた印象派の絵画には、特に「光と風」が重要だとも思っています。当然、健康的に庭の植物を育てるにも適度な風と太陽が大切。
しかし、ショウ会場に常に自然の風を期待することは難しい。なので、今回は特に私からお願いし、ダイソン社のエアマルチプライヤーを セッティング。風に揺れる背の高い宿根草やグラス類の植物の美しさを表現したいと思っています。去年は、来場者が少し減ったので、今年はなんとか、盛り返したい!(放送時間が減った事も大きく原因しているはずですが)盛り上げるためには、努力しないと!ガーデニングが年毎に盛り下がってはイケナイのだ!すべてはその思いに通じるところで、経済的にはどうにもならない事に骨身(私は肉身?)を削っていることに...。どうか、お誘い合わせの上、ご来場をお待ちしております!
June 03, 2009
5月17日の朝。朝晩の水やり、花殻摘み、
ショーガーデンなので、日によって変わる花の咲き方、
その向きで、配置を調整しながらも毎日手入れをしてきました。
すると、植物たちもそれなりに頑張ってくれるようで、
私は初日の庭より最終日に近づいた庭の方が
もっとも愛おしく、美しいと感じます。
この写真は、会期スタートから5日目、
最終日前日の朝。明日の夕方には撤収です。
最終日、夕陽があたり、これこそが有終の美。
暖色(手前)のゾーンと、
寒色(奥)のゾーンのメリハリがはっきりしているのも太陽光のおかげです。
ユリは搬入の時は、一輪も咲いていなかったのが満開です。
逆に、搬入時に咲いていた花は、持ってくることを諦めました。
バラショー目指して秋からずっと育ててきたのに、
搬入前に咲いてしまった花を諦めるのは本当に辛いです。
その植物はどうするのかって?
バラや球根類ならそのまま私の庭に。
シャクヤクなどは、田舎に住んで庭の広い友人たちに養子に出します。
上の写真の寒色(奥)のゾーンには、
ルピナス、シャクヤク、ヤグルマギクなどさまざまな一年草。
右下のフウチソウのように大小の花の咲く景色には、
必ず大きなアクセントで目を休ませるコンポジションを作ります。
黒花のヤグルマギクが大好きなのですが、
いつも庭の景色に埋もれてしまっていました。
今回は工夫して、周囲に黄色いキンギョソウを配置することで、
黄色と黒のメリハリをつけ際立つしかけができました。
これは、私の本当の庭でも、組み合わせたい彩りです。
いかに自分が好きだと思う花を”映える”ように咲かせるか。
これも、園芸家の大事な使命だと思うのです。
2009年5月18日 午後7時。植物を撤収。
ああー、もったいない!と、思う一瞬です。
このあと、私が持って来た植物と、
注文で買った持植物をそれぞれ分配。
希望者に分けたり、
六本木のボタニカに植える植物など、私の抱える現場に。
午後11時終了 おつかれさまでした!
このトラックと私達が立っている位置が庭のあった場所。
泥汚れはぞうきんで拭いたけれど、右手に見える境が残ってしまった。
ボランティアの方々も含めて、お手伝い下さった皆様、
本当にありがとうございました!
実は私、この時点では、
もう歩けないほどぼろぼろでしたが、見た目元気。
June 01, 2009
写真はダリアの花が咲き終わった状態で
花びらを丁寧に剥がしたもの。
ショーでは毎朝毎晩、花の咲く位置が変化しますが
花殻を完全にとってしまうとコンポジションが崩れるときは、
このように花の形を残します。
相変わらず、黄色い花への興味が尽きません。
ただ、黄色といってもいろいろな黄色があり、
レモンイエローにライムイエロー、飴色の黄色も美しいと感じるし。
それさえもまた、さまざまな条件で違って見えます。
特に朝夕の美しさは格別。
ガーデンショウ開催中の夕方、
メンテナンスのために西武ドームで待機していると
ドームの中に夕陽が差し込んでくる瞬間があります。
息を飲むような一瞬です!
そのときばかりは誰に話かけられても、
その美しさに夢中でいたい!
「今、話しかけないで!」と思ってしまうわけです。
そのタイミングに声をかけてくれた方々に「ごめんなさい」
そっけない態度をとってまことに申し訳なかったです。
ミムラスは、花期が長く、優秀な花ですが、
5時間前後日が当たって風と通しの良いところで。
定植してから、3年ほど元気。