仕事
December 22, 2010
先日、たまがわガーデニングクラブへ、自作のスヴェンスカテンを使ったテキスタイルパネルを持参しました。
その際、皆様にこの覚えにくいブランド名を口頭で答えたけれど「え?」という感じでした。
じゃブログにアップするから見て下さい。って大風呂敷を広げてから数週間。
SVENSKTTENN というブランドです。
そこに私の手作業でペイントした葉っぱや刺繍やビーズが入っているもの。
葉っぱの原型はラ・ドログリで購入。そこにポスターカラー(ガッシュ)で絵付け。ベルベットのお花もドログリです。ドログリをご存じない方はHPなどで調べてね。メッセージに質問ありましたが。ポスカラ、ないし、ガッシュは画材屋で売っている画材。
http://www.svenskttenn.se/HP見ると美しいです。
スヴェンスカテンは1924年にスウェーデンのストックホルムに誕生し、ミッドセンチュリーの素晴しいデザイン工房として現代に残る。このテキスタイルデザインはおもに建築家のヨゼフ・ホフマンの作品で、色彩と植物の表現が素晴しく、私はこれを東京駅に丸ビルに入っているビームスで買ったのだけれど、とても高くて! 苦渋の選択。模様一個分の約1mを購入。
その後もロンドンのリバティの布売り場で脂汗流しつつこの布を眺めるだけで、結局買うことができなかった。でも、アートを買うつもりで、こうしてパネル張りすると、その価値がつくづくわかる。とてもカーテンにはできないけれど。 このパネルを眺めて結構な年月日が経ちましたが、まったく飽きないし、いつもここに春があるようです。私の幸せのレシピです。スヴェンスカの張り地のアームチェア、夢見るほど欲しい。でも、置く場所が家にない。今ある椅子を処分しないと。それで諦める。
December 14, 2010
女性誌「EFiL エフィル(扶桑社刊)」の取材で、三重県鳥羽市にあるタラサ志摩ホテル&リゾートに来ています。
たまに戴く、素敵な地方ロケのお話。しかし、スケジュールの関係でなかなか実現しないのが実情です。今回は家族の都合
/バックアップ体制も合致して、めでたく実現!タイミング良くお誘いいただき、EFiL誌に感謝!書き始めたら長くなりそうで、とても30分でも終わりそうにない。なので、体験し、思ったことのごく一部を。写真は意気投合の女性フォトグラファーの大道さん(一番上と下の2枚、オフのリラックス写真です)。本番の写真はすっごく奇麗なので乞うご期待!これは夜、i-phoneで。
もともと、海の持つパワーの凄さは、体感済みだった私。海って凄いエネルギーを持つ。ミネラルパワーも温泉の比じゃない。生涯忘れられない体験としては、地中海の海とハワイのカイルア、ラニカイビーチ(写真)。ただ浸かっているだけで「デトックス」していると感じたのです。泳ぐのではなく、浮き輪に入ってプカプカ。それでなんだか全身からぶわーっと「悪いものがでていく〜」という実感。浮力の強い海に浮かんでぷかりぷかり。この場合は精神的なストレスが抜けていく感じがしたものですが、それで、2時間ほども浮かんでいたことがありました。これは、実際にパワースポットと呼ばれるような海でないと、感じない。他の海にも入ってみましたが、ちょっと違った。そして海なんて怖いばかりで実は苦手でした。私は山派というか、岡派でしたので。
しかし、この特別な感じとほとんど同じ感覚が、この伊勢志摩のタラソテラピーにあった!写真はホテルの部屋からの眺め。昨日と違い今日は雨)純度の高い海水プールでただ浮かぶだけでなく、海藻パックに海泥パックのデトックス、ジェット水流でお肉ブルブル。バランス体操の数々。2日目の今では岩盤のようだったすっかり肩こりが取れてお肌もすべっすべ。通常のエステが2時間で2万円くらいですが、3日間のエステ三昧でかなりお得な金額かもしれません。
それにしても、出発前夜は壮絶でしたー。あれもこれも終わらせなくてはと!もう疲れてしまって体が自由に動かない感じだった。そんな暴風状態の忙殺の嵐中、台風の目のように美しく晴れ上がった鳥羽市へ来たわけ。写真がタラソ中。この浮力が堪らない!バランスボールのようにバランスをとってインナーマッスルを鍛えるのだそう、今日はお腹の芯の部分が筋肉痛。
ここは地中海みたいだし、西オーストラリアの海みたいでもあるし、カイルアビーチみたいなエネルギーも感じる。ここに働く人々も皆すてき。そしてお料理も素晴らしい。快楽的に美味しいのに罪悪感ゼロ。750キロカロリーのフルコースのフランス料理!これは毎日でも食べたい!
2月1日売りのエフィルをぜひ見てくださったら嬉しい。また絶対に来たい。家族や友人と....。あるいは、名古屋大阪の出張の帰りに一泊だけでも。おひとりさまで来てみたい。Ishall return ! Make my day!
(あ!今、私とふたりのNさんと一緒にロケをした、HERS の1月号が発売中!)
November 11, 2010
お花のガーデンバッグ・シリーズ、第2弾の試作が先日、完成しました。
英国サンダーソンのフローラシリーズでバッグをどうしても作りたいと思った理由は、勿論この花柄が美しかったから。このプリントは、英国の長い室内装飾の歴史の中でも、カーテンだけでなく、椅子の張り地にもなってきた丈夫な生地。これは、バッグにも絶対に応用が効くと思いついたからでした。また、私自身、大きくて軽いバッグが欲しかったので、軽量であることもポイントでした。エルメスのバーキンなど、重すぎて、年をとると持って歩くのも苦痛になってきます。年寄りの冷や水みたいな気分で無理して持つのも良いのですが、 余計な話ですが。
これは、エッチングローズで上はドッグローズのようですが、裏側は八重のピオニー、まさにイングリッシュガーデンの艶やかなフローラです。
こちらは、ツリーポピー。Tree Poppy ツリーポピーとは、ロムニア・クルテリのことで( Romneya coulteri) 日本ではあまり見かけないポピーと同じロゼット状に花の咲くケシ科の多年草ないし低木。がモチーフになった華やかなパターン。葉っぱの縫い取り入りのデザインはずっと以前からアイデアにあったデザインで、ついに具現化したもの。内部ポケットは6個で、小物を分けて入れることができるようになっています。
来週から始まるサンダーソン展にも初登場の予定です。同じ生地を購入して小物や洋服を作ることも可能です。服地にはない丈夫で美しい素材感が魅力です。
みなさまのご意見も聞かせていただけると嬉しいです。よろしくお願いしますー。
November 06, 2010
いよいよ年末のムードが迫っています。年賀状の心配など、まだしたくないけれど。
あまりにも時の経つのが早く、話題にするのも躊躇ですが、いくら避けても冬は来るし、師走も来る。
せめてこの美しい季節を楽しまなくては....。
ということで! 11月に入り、星の王子さまミュージアムは、すっかりクリスマスムードです。
例のドイツのクリストキンドルマルクトで買ってきたデコレーションも飾り終わり、キラキラ。
以前も書いたことがありますが、私がクリスマス生まれなので、かなり拘って、ありとあらゆるクリスマス飾りを見てきましたが、この藁製の飾りほど、ヨーロッパの雰囲気を醸す素材もないように思います。ラメなどの光り物を多用しすぎると「メードインチャイナ」な感じが醸し出される。
幼稚園時代から50年近くもクリスマス飾りをやってきた私が守る装飾ルールは「色のイメージを統一する」こと。
庭と同じですね。
一カ所で1〜2系統色までに使用する色を控える。また、自然色といえども、藁の色は黄土色暖色なので、どちらかといえば、銀より金。いろいろな色を混ぜると「いきあたりばったり」ないし「子どもっぽい、安っぽい」感じになってしまう。またツリーも、本当はね、プンゲンストウヒのような青灰色のツリーが好きなんですが。
画像が突然冬になってしまったので、お目直しに秋の色。
去年植えたキクがちょうど今、美しく咲いています。キクは立派な多年草。上手に使いたい秋の花です。
秋の太陽は色温度が黄色くて高いので、このようなオレンジ色がもっとも映えます。
私が毎年行う、秋の定番植栽は、コンテナでも地植えでも、手前にキクやダリアのような丸い花を植え、その背後に「線の葉」斑入りのススキを植えることです。互いが映えます。
それにしても.....。辛かったです。きれいに繁茂している夏の寄植えを解体するのは...。
あーっ!もったいない!可哀想!と、心のなかで叫びつつ、熱帯性の植物にもうすぐ霜が降りて一瞬で汚くなる前に、寒冷地仕様に変更しました。変更後の写真は夕方に時間がなくなり(あっという間に真っ暗!)取りそびれました。
でも、こんなにきれいだったんです。
これは沼尻さん制作のハンギング。
異なるフォルムの葉っぱを組み合わせて、とても人気がありました。箱根ではペペロミアが、ものすごくうまく育ちます。
それにしても、美しい秋の一日でした。花は少なくなりましたが、秋冬の箱根も良いものです。冷えた空気の匂いが、実に素晴しいです。
さて、今日は夜が明けたら大阪!今月は一年でもっとも講演会の多い月です。ご参加ありがとうございます!
November 02, 2010
昨日はたくさんの拍手を頂きありがとうございました! 嬉しいです。やる気が出ます!
しかし、時の経つのが早すぎて気分も体もついていけないように思うのは私だけでしょうか。夏の暑さにあえいでいた記憶がおさまりきれぬままに、クリスマスだなんて。
11月3日からは、箱根・星の王子さまミュージアムもクリスマススタイル開始。年末は人類の装飾にかけるエネルギーが最も炸裂する時期であります(んな大げさな!)
それに向けて昨日のうちに屋根裏からゴソゴソとクリスマス飾りを運び出し、使用するアイテムを確認。
そこには私の所有するクリスマスツリーもあり、まだ出したくないなーと思いつつ複雑な心境。
出すのはいいけど仕舞うのが面倒!なんて思うようじゃ、いけないのですが、きっと疲れている証拠。
それにしても、去年のドイツクリスマス探訪から、いよいよ、これを飾るときがきました。今回、ツリー本体はミュージアム既存のものを再利用。どこまでヨーロッパの雰囲気が出せるかは???そのご報告はまたまた後日に!
とにかく、装飾がテーマの今月です。
そして余談。この赤い実は!? フェイクなヤブコウジ(葉も含めて本物の苗、実だけ作り物がワイヤで止めてある)。でもなかなかいいじゃないの!どう思われます?このなんちゃってヤブコージ君のクリスマス。おとといからボタニカに植わってます。
フェイクがどこまで許せるのか?さりげなく、だましてくれるなら良い?ボタニカの工事で、先日Q-GARDEN さんが用意してくれた材料です。人の目を楽しませようと、だれかが手作業で小さな赤い実が取り付けた。上手に付けてある。どんな生産者さんなのかな?私はこの苗と出会ってちょっと楽しくなった。
目を楽しませる要素。目が嬉しいもの。生きて行く上でとても大切。
さああて今日は素敵な朝焼け素敵な秋晴れになりそう!これから箱根までひとっ走り!今日も安全運転で行って参りますー。