休日
January 16, 2011
モナミ・アサクサバシに戴いたメッセージ、嬉しいものばかりでした。半分は、私と同じで「浅草橋にいくと逆上する」って方で、半分は「東京に行ったら、ぜひ行ってみたい」と書いてくださった方。嬉しい!浅草橋の歩き方は、グーグルなどで調べると、でてくるので、だいたいわかると思いますが、短い時間に私が欠かさず行くのは、リボンの木馬を最初に訪ね(朝9時から夕方5時くらいまでの営業時間に、まるでイタリアのブティックみたいに12時から1時までのお昼休みがあるので、時間を選ばなくてはいけない)そのあと、先日は、シモジマの east side tokyo ここは日本最大級といわれるスクラップブッキングのクラフト材料が集まるのが嬉しい。その一部はオンラインショップでも紹介されていますが。ハワイの超大型クラフトショップを見つけた時以上の逆上ぶりでありました。今、アメリカではブームのようですね。実はスクラップブッキング、私が長年(30年くらい)のめり込んでいる世界です。いつかまたご紹介したいと思っています。そのあと貴和製作所でビーズ、上階にあるチェコビーズには花びらや葉っぱのいいのがあり。そこでもう、打ち止めだった。クリスマス前は、西賀さんその他のディスプレィ専門店でうんざりするほどたくさんのクリスマス装飾。今の時期は春の花、造花で山ほど。でも、これも east side tokyo にセンスのいいのがたくさんあるからここだけで済みます。芽出し球根の造花なんて欲しくなった。花のお仕事をしている方は必ず名刺持参で。名刺がトレーダーの証明となり、割引率も変わってくるから。私は、英国を旅行する時、かならず英語の名刺を持ち歩く。そこにデザイナーとか、バイヤーとかの肩書きを入れる。そうするとサンプルで購入する生地やアンティークが40%offになったりするから。浅草橋にもそういうタイプの店があるので、名刺は必ず。(お店によって違うので注意)包装紙のいろいろがある店、安いリボンがどっさりの店、世の中には、生きて行く上で、命を維持することとは直接関係のないまさに「リボン」のようなものを真剣に作って売っている店というものがあることが時々、奇跡のように思える。
あ、ところで、木馬に行って美しいリボンを見て逆上する方(私のことだ!)にアドバイス。何に使うべきかわからないけど欲しくなるリボン、3センチ強幅程度のリボンを、1m、ないし2m 買うと、夏の麦わら帽子に付け替えるのに、とてもよろしいのでございますよ。写真は今撮ったものがないので、こんど、かわいく撮影したいと思います。そして、浅草橋で買った造花の花(やすっぽくない奴ね)をちょっと付けるだけでも、超かわいい。どんな年齢でも女性なら似合うのが、麦わら帽子のリボンと花のはずなのですが。はあー、余計な話の長かった週末の夜です。家事育児、仕事を頑張ろう!
November 30, 2010
ヘルンフート Herrnhut イガイガ星の飾り、まだ、天井からぶら下げるフックがついていないので、テーブル上に置いているだけです。が、これにはわが家の男たちも大喜び!「すっごくいいねーっ!さすがドイツの工作物は精度が違う!」と、反応があって嬉しいことですが、私のことは誉めてもらえませんでした。苦労して作ったのに。
日本ではこの飾りの情報がなく、私もニュルンベルグのお店、3軒くらいあったうちのそれぞれが違うデザインを売っていた。3軒とも英語を喋ってくれなかったので、詳しいことがわかっていない。
Google や You Tube の検索を見ると、でるわでるわ。私のおすすめはこれ
Weihnachtssterne aus Herrnhut ドイツの暮らしがかいま見えて素敵。いろいろな飾り方デザインあり、他にも折り紙で作るヘルンフッターとかさまざまな画像が出て来てイガイガ星好きとしてはたまらない世界です。
一昨年のバラとガーデニングショウで私が作った庭のタイトルはオクタヘドロン でしたけれども、このイガイガ星は、ドデカヘドロンdodecahedronとか、 イコサヘドロン icosahedron とか呼ぶらしい。ヨーロッパではシャンデリアなどでも見かけるパターンです。
ついでに見つけたHow to make an Origami Jasmine Flower Napkin なども楽しい。
何度かご紹介している藁の飾りのほかに、ドライフルーツの人形もかわいい。
コメントでいただいた、明後日からドイツのマルクトに行かれる方、それはニュルンベルグでしょうか?狭い町なので、くまなく歩けば、必ず素敵なものに出くわすでしょう。 おすすめをと、リクエスト頂きましたが、それはもう、ご自分の感覚で好きなものをケチらず盛大にお買い求めすることが「おすすめ」です。
私、今までのマルクトで、いっつもケチってあとから酷く後悔していましたので。藁飾りは、いずれも、一個300円前後です。安いものは1ユーロ以下。藁でできた天使もかわいいです。写真の雪だるまはこの型押し金属の専門店がある。あのヘルンフッターも20ユーロで当時の通貨で3000円くらいでした。とにかく歩いて暖かいグリューヴァインを飲んでニュルンベルガー食べて。フライドポテトも美味しいし。ヨーロッパは寒いらしいけれど、暖かな服装で行ってらっしゃい!
もしも買いすぎたら。荷物がオーバーしたらドイツの郵便局から送ればいいし。 それは去年のブログ(12月24日前後~1月10日ころ)を見て下さい。クリスマス飾りは、まだまだ先があり、12月にも続けたいと思います。
昨年末のドイツ、ニュルンベルクのクリスマスマーケットで一目惚れして買ったきた、この星の電飾(マルチポインテッドスター、ヘルンフッター飾り)。買ってきたはいいけれど、説明書もなければ、電力ワット数も違う国の、こんなものを私の電気工作知識(小学校で習ったのみ)でできるかなと思ったのですが、これが、できました! 電気工作は子どもの夏休みの工作で余った電球と電線を切って繋いでスイッチを手作り。
星といえば、six pointed star 以上のイガイガトゲトゲお星さまが大好きで、デューラーの絵にも山ほどてくるのがこのお星さま。マルチポインテッドの場合は、絵に描くのも作るのも難しい印象。
小学生の時、男子なみに模型が好きで、レーシングカーやら金閣寺など、さまざまなプラモを作っては失敗をしてきましたが、とにかく私、工作大好き。好きこそモノの上手なれと、他の仕事の催促をうけながらも完成させたい一心で深夜までかかり完成したのが、
Herrnhuter Advents und Weihnachtsstern。
私の浅はかな素人直訳だと
ヘルンフート アドベント&ヴァイナッハトゥン=「クリスマスと新年の主のお守り」ってことになるのかなあと想像しますが、怪しい解釈です。もっと詳しい確かな情報があったら、コメント欄にて教えてくださると助かります。今、周囲にドイツ語の出来る人がいないので。
買ってきたものを開けてみると、こんな感じ。前述の通り説明書がなくて最初は間違ったものを作ってしまい、周囲もなんだか違うんじゃない?と。そして、完成形の写真(上記のいくつか)をあらためてためつすがめつ観察し。やっとできたこの形。
わが家の東側、ブルーの天井からこのランプを下げたいと、組み立てが終わってから、配線作業開始。
感電したり、破裂したらどうしようとハラハラしながら、銅線をつなぎ。そしたらパチときれいにかわいく光が灯りました。
やっとできたのが一番下の写真。と、いいたいところですが、まだライトが灯った写真が撮れていない。続きはまた明日にでも!
明日から12月! クリスマスムードも一挙に盛上がってあれよと言う間に、正月を迎えることになるのでしょうか。心して時間を使わないと。こういうときは、ポストイットに一件づつ、やるべき事を書いて壁に張り、終わると一枚一枚剥がしていく。この手法が一番。パソコンやメモ帳程度だと忘れてしまい、別の用事を入れてしまいそう。
November 29, 2010
昨日も晴れて久々に日曜らしい一日。家族や友人たちと誘い合わせて6人で東京藝術大学美術館で開催中の「APOCALYPSE デューラーからルドンまで」展へ。私、デューラーのふくろうの習作他、動物を描いたシリーズが大好きですが、今回は黙示録のエッチング。胸のすくような作品を見た後、夫の案内で藝大構内の見学へ。
私も初めてでしたし、友人が宝飾作家、大工さんと、工芸に興味津々のグループだったのと、息子にも見せたいとの気持ちから、まずは岡倉天心さんの立派な銅像に挨拶をし、鬱蒼とした緑の深い大学内を散歩。夫にとっては母校の古巣。懐かしい美術学科の工芸科へ。すると「おい吉谷じゃないか!」とかかる声。35年ぶりに再会した同級生が教授でおられた。こうなれば堂々と教授の案内で鍛金、鋳造、陶芸他、数々の作品が生みだされるアトリエ見学へ。最初は外観だけ見学の予定だったので、興味津々の中年グループ+小学生一人ゾロゾロと中へ。工房には火の神様、鞴の神様などそれぞれの工芸作品を制作に必要な神様の神棚が今も新鮮な榊を備えて美しく祭られていたことも印象的でした。伝統の世界には常に敬意。
それにしても、上野周辺、根津、谷中、下谷、本当に素敵な処です。今回は上野桜木町、藝大裏に住む友人 I.F さんの案内で細い裏道を探索。また、根岸育ちの夫の思い出話も加わり、しばし昭和の東京に思いを馳せるミニ旅。しかし、今にもこうした古い木造家屋が無くなってしまうのではないかと、非常に不安な気持ちにもなりました。京都あたりですと、国の決まりもあるようですが、経済的にも技術的にも、古いものを支えていくのは考えている以上に大変な問題でしょう。
その後、友人宅でごちそうになったボージョレヌーボーならぬ、ノベッロは、イタリアのヌーボー秋に解禁される新酒だそうです。爽やかな飲み心地でお値段も超手頃。量販店などにも売っているそうで、見かけたらお勧めです。あぁー、しかし、その後旨い魚が続出して日本酒も飲んでしまい、夕べはちょっと、飲み過ぎた。反省の朝であります。気合い入れて仕事始動!
素敵なコメントをたくさん戴いております。ありがとうございます! 質問もたくさん。未だブログランキングの件での反響引き続き。暖かな励ましをいただく反面、ちょっと誤解のコメントも。ランキングは参加することで、その存在を知ってもらえる、読者が増えることが最大の長所であって、順位を競うつもり等毛頭ありませんでしたが、期せずしてそういう構造になってしまった。と、いってもまた誤解が生じるのかもしれませんが。とにかく、競うのは嫌い。テレビ番組も来たお話全てにでている訳ではありません。ただ有名になる目的はないけれど、それと矛盾するようですが、自分の考えや本を知ってもらったり買っていただくことで出版業界の存続の危機から救える。と考えると、そのあたりのバランスは難しいですね。いずれにしても、世の中に打ってでるというのは覚悟が必要、ああ、龍馬伝終わってしまった。関係ないでした。スミマセン。
375 さんより
かわいいビーグルのビーグちゃんが家族になってからツリーを床に置く事が出来なくなってしまいました。「新しい遊び物?」と言わんばかりにジャンプしまくり「がぶりっ」!!・・・とほほです。ガブちゃんはがぶりとしませんか?
*うちでもガブちゃんの懸念はあったのですが、飾ってみるとわが家の男たち同様まったく興味を示さず。ただし、カブの目線に口に入りそうなものは飾っていません。
あと使用されている電飾ですが、お花なのでしょうか。とっても可愛らしくで上質な光ですね。灯り好きとしては気になります!
ありがとうございます。そうなんです。これ、すごくよくて東京のデパートで見つけたものです。もう4年使っています。どこかで売っているのを見つけたらまた、欲しいと思っています。3000円くらいでした。
最後に、先日 amazon ですっごく可愛いお花のクロシェの作り方の本を買ったのですが。そこに「この本を買った人はこんな本も買っています」に拙著「小さな庭のガーデニング術」があって、嬉しくなってしまいました。今はもう消えてしまっているのですが、好きなもの繋がりというか、同じような物が好きな方がおられるのだなと思って。100 flowers & to knit crochet おすすめです。
November 27, 2010
11月25日を過ぎると、ロンドンの街のクリスマスイルミネーションも本格化します。あぁーいよいよ年の瀬。年賀状のはがきも買いました。年末独特の忙しさにターボがかかります。それでも恒例のクリスマス飾り、これだけは根性で決行。でもまだベスチャトーさんやGディクスターのファーガス、ウイッチフォードのジムさん、今はカナダにいる元ハドスペンのサンドラとノリにもクリスマスカードを書いてない。焦る!海外へのクリスマスカードは遅くとも12月7日ころには発送したいものです。(最初の1週間以内)
なのでツリーなんか出して喜んでいる場合ではない。と、思ってはいけない。とはいえ、自分の背よりも高いツリーを天井裏から出してくるだけでも大騒ぎ。わが家の男たちは全員無関心。さりとて一人では無理。先日、アシスタントの聖子さんと二人で。ちなみに私たちは年は一回り以上違うけれど、誕生日が同じ12月25日。クリスマスにかける情熱が人並み以上であることは共通している。 しかし、今年は諸事情で難航。今年は煖炉の飾りやシャンデリアをクリスマスバージョンにはしないかも。やはり、それより、来春に出す本の充実が先決。日々の生活もギリギリで生きている。ちっとも優雅な暮らしをしていない私、多分、1週間に2時間くらい、お茶を丁寧に入れたり、ワインを開けたり、優雅な時間はごくごく僅か。それでも心はいつも夢見ているので、多分これで持っているのだろう。外国の雑誌を見ても、心はすぐに、そこに住んでいるかのよう。アートブックを見ると「自分が買うならこれだなー」とか物欲でピカソの絵を見てますから。
写真は数年前の飾り、ここまでやるのは片付けも大変で。でも、クリスマス飾りの存在しない12月はありえない。先日も素敵なコメントをいただきましたよね。
「めんどうくさいことをしないと、幸せになれない」本当にそうだと思います。ご飯もそうですよね。簡単なものだけで済ませていると心が萎みます。体は案外しぼまないけれど。
また 今年は、去年のドイツのクリスマスマルクトで買ってきた飾りもあるので、頑張りがいあり。そして、クリスマスには頂き物のシャンパンを冷やして、薄い食パンを小さく切ってトースト、スモークサーモンを載せ、サンタギュールチーズとレモンとオリーブで軽くておいしい時間を。
ツリー暦50年近い、私の装飾のコツです。
1、使う色彩を押さえる。色が揃えば、形はいろいろでも大丈夫。一個だけ買ったものもうまく使える。
2、電飾関係の飾りをまっさきに着ける。ツリー装飾を着ける前に先に電飾コードを巻き付けしっかり取り付け。中ほどに巻いても光れば目立つので、木の中でも大丈夫。
3、電飾が着いたら、球形の飾りを先に着ける。その際少し枝より奥のほうに着ける。立体感のあるものが中にあったほうが、ツリーがリッチに見えるので。
4、ボリューム感のない平たい飾りは最後に。これは表面でついていたほうがきれいに華やかになる。
5、仕上げに、装飾をツリーにつなげるヒモ類はまっすぐ垂直に下に下がるように直すか、目立たないフロリストワイヤで付け直す。斜めに着いていると案外これが汚い。写真はまだ斜めのままのが残っている。とにかくざっくりと付け終わったら3m以上は離れてバランスをチェック。あるいはデジカメに撮ってモニターチェック。手直ししたら完成!記念写真。というわけで、この写真はまだ飾りの途中ですが。今日の大阪日帰りの翌日、明日の日曜に仕上げをしようと思っています。これを急がないのも楽しみのうちです。仕事じゃないので楽しむことが大切。最後の写真も数年前でした。なかなかここまでのエネルギーは出せない。片付けも面倒になって来たこの頃。年かな。
激励のコメント、100通以上もいただきました!本当に嬉しいです!何が嬉しいって、ハートの暖かい人が、世間にはこんなに沢山おられることを知って。素晴らしいことです。でも、調子に乗らないように自重しつつ、元気全開でいきたいと思います。明日は日曜!